無計画キャッシングの果てに
2007年に新貸金業法は部分施行され、2010年に完全施行となりました。目的は、多重債務による債務整理の減少を狙ったもので、要は借金苦を減らすことが目的ということです。現在、債務整理の数が激減したとのニュースを聞きませんが、いずれ時間が解決するものとみられています。けれども、こういう多重債務は、一体、どういうところから起きるのでしょうか?
端的に言えば、無計画によるキャッシングの果てに、そういうことになると言えます。たとえば、衝動買いのためにカードを複数枚作成し、どんどん借金が増え、しまいに、借金で借金を返すようになります。いわゆる、自転車操業というものです。返しては借り、借りては返してを繰り返し、元金がなかなか減らず、しまいには、返済不能となり、債務整理という手段に訴えることになります。
また、衝動買いでなくても、無理な支払いの契約をした住宅ローン、あるいは、自動車ローンなども、借金苦になる可能性があり、それもまた、無計画によることが、大きな要因です。あるいは、教育ローンも、その一種となりますが、子供のためということもあり、仕方ない面もあるでしょう。さらには、大きな病にかかり、保険などに加入していないため、多額の治療費を支払う、あるいは、自動車事故などにおいても、保険未加入のために、多額借金をしてしまった、というケースもあります。確かに、多重債務の中には、同情しうる理由もなきしもあらずです。
けれども、そういう予想外の出来事が起きる可能性があるからこそ、計画を立てることが可能なキャッシングにおいては、それを実践することが大切です。それとともに、自分との対話も大切になるでしょう。たとえば、衝動買いをしたいと思っても、そこで一歩立ち止まり、本当に必要なものかどうかを、もう一度考えてみることも大切です。また、収入に不足はなくても、カードを作ることに遊び感覚を覚え、気がつけば、多額の借金、というケースもあり得るでしょう。結局それも、遊び感覚をどうにかして自分で、収めるようにすることが、大切と言えます。
すべてがすべて自己責任に帰することができないことも、また、事実です。確かに、甘い言葉でキャッシングなどを誘導するような広告などもあります。中には、金融庁に登録していないキャッシング会社もあり、いわゆる闇金に手を出し、知らぬ間に、借金地獄に陥っている、ということもあります。こうならないためにも、規制なども大事であり、なにより、新貸金業法の意図も、そういうところにあります。しかし、まずは、自分からきちんと戒めるようにしましょう。一体、そのキャッシングは、本当に自分にとって、必要なものなのでしょうか?